近年、公営競技の中でも最も成長しているボートレース。競馬や競輪に比べ比較的当たりやすいのがボートレースなので、素人でも賭けやすのが特徴です。
そんなボートレースに、競馬や競輪のようにクレジットカードで投票券を購入できたら、気軽に遊べることができるでしょう。しかし、基本的にボートレースでクレジットカードを使用することは出来ません。
ボートレース(競艇)の投票券はクレジットカードで購入できる?
公営競技の中で、近年成長が最も目覚ましいのがボートレースです。ボートレースは最大出走数が6艇と他の公営競技の比較して少ないのが最大の特徴で、三連単でも買目点数が120通りと競馬の4,896通り比べ圧倒的に少なくなっています。
また、ボートレースは1号艇が他の艇と比べ圧倒的に有利で、選手の強さもB2級~A1級とわかりやすくなっており、ボートレースを全く知らない人でも高い確率で的中させやすいのです。このように、ボートレースは公営競技の中でも最も楽しみやすいギャンブルとなっていおり、クレジットカードを利用して投票券が購入できればより遊びやすいでしょう。
では、ボートレースでクレジットカードを利用して投票券の購入はできるのでしょうか。ここでは、ボートレースでクレジットカードを利用して投票券の購入はできるのか解説していきます。
ボートレース(競艇)ではクレジットカードで投票券は購入できない
結論から言ってしまえば、ボートレースではクレジットカードで投票券は購入できません。ボートレースの投票券をインターネットで購入するなら、テレボートから購入する方法が唯一の選択肢です。
しかし、テレボートへ入金は銀行振込のみとなっており、クレジットカードを利用することはできません。また、競輪やオートレースでは、デルカと呼ばれる楽天Kドリームスでインターネット投票に使用する投票専用電子マネーをクレジットカードでチャージできますが、ボートレースはデルカの利用対象外となっています。
そのため、ボートレースではクレジットカードは利用できず、現金でしか投票券を購入することができません。
ボートレース(競艇)で利用できる決済方法は?
ボートレースの投票券は、テレボートの即時投票会員になることでパソコン・スマートフォンから購入できます。テレボートにおける決済方法は銀行口座振替のみとなっており、指定銀行口座は以下の12行のいずれかです。
テレボート指定銀行口座
- PayPay銀行
- 楽天銀行
- 三井住友銀行
- 住信SBIネット銀行
- 三菱UFJ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 福岡銀行
- 広島銀行
- スルガ銀行
- auじぶん銀行
- ゆうちょ銀行
なお、テレボートで投票券を購入する流れは以下のようになっています。パソコン・スマートフォンから手軽に投票ができ、誰でも投簡単に投票券を購入可能です。
テレボートではクレジットカードで投票券の購入はできませんが、銀行振込で簡単に投票が行える仕組みになっています。
ボートレース(競艇)の投票券がクレジットカードで購入できないのはギャンブル依存症を防ぐため
ボートレースの投票券がクレジットカードで購入できないのは、ギャンブル依存症を防ぐためです。ボートレースは公営競技の中でも以下の理由でギャンブル依存になるリスクが高くなっています。
- 負けると掛け金を増やす傾向がある
- ネットでいつでも投票券を購入できる環境がある
- 当たりやすいため危機感を持ちにくい
ボートレースは、3連複で1~5番人気以内など内枠・ランクの高い選手が上位にくる確率が高いです。そのため、ボートレースで損失を出し次のレースで取り返そうと考えると、本命狙いで掛け金を増やし勝負する傾向があります。
このような賭け方を行っていると、最初は数百円~数千円で楽しんでいても、損失が膨らむことにより最終的に1レースに数万円を賭ける大勝負をしてしまうのです。ボートレースは勝率が高いと言えますが、必ず当たるものではありませんので、いずれ大きな損失を出してしまう危険性があります。
また、ボートレースは開催日が多く、大きなボートレース場では月の半分はレースを開催しています。また、複数のボートレース場でレースが同時開催になることも多く、テレボートを利用すれば1日最大50レース前後の投票券を購入できるのです。
このように、ボートレースに賭けられる機会が多いために、オッズだけを確認し適当に投票券を購入する傾向があるので、依存症になる危険性が高くなっています。その他にも、ボートレースは無難な予想をして賭けていれば、素人でもコンスタントに的中させることが可能です。
そのため、連敗をしにくく適度に的中し払戻金が受け取られると、危機感を持ちにくく根拠なく次のレースの的中を考えてしまいます。ボートレースは一見すると当てやすいギャンブルのように考えがちですが、還元率は他の公営競技と変わりありません。
むしろ、当たりやすいことで損失が出やすくギャンブル依存になるリスクが高いので、投票券がクレジットカードで購入できないのです。
ボートレース(競艇)以外でクレジットカードが利用できるギャンブルはある?
ボートレースでは投票券をクレジットカードで購入できませんが、以下の公営競技ではクレジットカード払いで投票が行えます。
- 競馬
- 競輪
- オートレース
競馬では中央競馬のJRAダイレクトでインターネット投票・クレジットカード決済が利用可能です。利用できるクレジットカードは以下の通りとなっています。
JRAダイレクトで利用可能なクレジットカード
- JCBカード
- 三井住友カード
- UCカード
- MUFGカード(UFJカードを含む)
- DCカード
- NICOSカード(JAカードを含む)
- 楽天カード
- セゾンカード
- クラブ・オン/ミレニアムカード セゾン
- 出光カード
- ジャックスカード
- ダイナースクラブカード
なお、地方競馬でもオンラインで投票できるサイトがありますが、クレジットカード決済に対応しているものはありません。また、競輪も楽天Kドリーム・チャリロトなどの競輪投票サイトがあり、クレジットカード決済が可能です。
楽天KドリームならDERUC、チャリロトならチャリカと言った電子マネーが用意されており、クレジットカードでチャージして投票を行います。利用できるのは以下のクレジットカードです。
楽天Kドリームで利用可能なクレジットカード
- JCBカード
- VISAカード
- マスターカード
チャリロトで利用可能なクレジットカード
- JCBカード
- VISAカード
- マスターカード
競馬・競輪と同様にオートレースの投票サイト(ウィンチケットなど)でも、クレジットカードでチャージを行い車券を購入することが可能です。利用できるクレジットカードの種類・利用限度額は各投票サイトによって異なります。
一般的にはVISA・マスターカードが利用可能となっており、JCBなども利用可能です。ただし、ダイナース・American Expressなどは、オートレースの投票には利用できないことがあるので事前に確認しておきましょう。
なお、上記の公営競技でクレジットカードを利用する際には、本人認証サービス(3Dセキュア)の登録が必要です。登録方法は各種クレジットカードのHPで確認できます。
ブックメーカーであればボートレース(競艇)でクレジットカードが利用できる
ボートレースではクレジットカードで投票券は購入できません。しかし、最近では海外のブックメーカーでボートレース扱われるようになっています。
そのため、ブックメーカーを介せばネットからボートレースにクレジットカードででベットすることが可能です。ここでは、ブックメーカーを利用してボートレースにクレジットカードでベットする方法などについて解説していきます。
ボートレース(競艇)でクレジットカードが利用できるブックメーカーとは?
ボートレースは日本の公営競技ですが、海外のブックメーカーを介せばボートレースにクレジットカードで賭けることが可能です。ブックメーカーとは海外のサービスで、さまざまな競技の結果を予想して賭ける場を提供しています。
日本国内のボートレースとブックメーカーのボートレースの大きな違いは、配当金の決め方です。ブックメーカーではブックメーカー方式が採用されており、最初に決められたオッズが設定されどの程度の配当を受け取れるか予め知ることができます。
一方、日本国内のボートレースでは、パリミチュアル方式が採用されています。パリミチュアル方式とは、プレイヤーから集められた賭金から胴元の取り分を差し引き残った金額が配当金として還元されるものです。
例えば、パリミチュアル方式の元で5倍のオッズがついていたとしても、そのオッズは人気度に応じて変動します。人気があるほどオッズは低くなってしまうので、5倍のオッズがついていても払戻金は5倍のオッズより減ってしまうのです。
このように、パリミチュアル方式はプレイヤーによって不利なシステムと言えますが、ブックメーカーではそういったことはありません。そのため、ボートレースに賭けを行うのであれば、海外のブックメーカーを利用した方がメリットがあると言えます。
また、海外のブックメーカーではクレジットカードも利用できるので、ボートレースをより楽しむことができるでしょう。
ブックメーカーを利用したボートレース(競艇)へのクレジットカードでのベットは違法?
日本国内ではボートレースが公営競技として認められており、その代わりとして利益の一部が自治体に交付されています。しかしブックメーカーを介してボートレースにベットすることは、自治体になんらメリットはありません。
この場合、公営競技としての扱いではないので、ブックメーカーを介したボートレースへのベットは違法と考える人もいるでしょう。確かに、ブックメーカーを介したボートレースへのベットは、日本では認められていません。
しかし、ブックメーカーは海外に拠点をおいた企業で、海外のサーバーからサービスを提供しています。そのため、日本の法律は適用されず、違法であっても裁くことができないのです。
このように、ブックメーカーを介したボートレースへのベットは、事実上黙認されています。そのため、日本国内からブックメーカーを介してボートレースへベットしても、違法性を問われることはありません。
ブックメーカーは日本のどのボートレース(競艇)に賭けられる?
ブックメーカーでは、日本国内で開催されている全てのレースにベットすることが可能です。日本国内のボートレース場は以下の通りで、それぞれのボートレース場でレースが開催されています。
開催エリア | ボートレース開催場 |
---|---|
関東エリア | 桐生(群馬県) 戸田(埼玉県) 江戸川(東京都) 平和島(東京都) 多摩川(東京都) |
東海エリア | 浜名湖(静岡県) 蒲郡(愛知県) 常滑(愛知県) 津(三重県) |
近畿エリア | 三国(福井県) びわこ(滋賀県) 住之江(大阪府) 尼崎(兵庫県) |
中国エリア | 児島(岡山県) 宮島(広島県) 徳山(山口県) 下関(山口県) |
九州エリア | 若松(福岡県) 芦屋(福岡県) 福岡(福岡県) 唐津(佐賀県) 大村(長崎県) |
四国エリア | 鳴門(徳島県) 丸亀(香川県) |
ブックメーカーでのボートレース(競艇)への賭け方
ブックメーカーを通してクレジットカードでボートレースにベットする方法は以下の通りです。
なお、ブックメーカーでは入金額の1倍の賭けを行わないと出金できないルールが設けられています。例えば、1万円アカウントに入金したら、合計1万円以上分ベットしないと出金ができません。
これは、全てのブックメーカーで設けられたルールで、マネーロンダリングと言った不正防止の措置のためです。中には、入金額の3倍以上ベットしないと出金できないブックメーカーもあるので、利用時は予め確認しておきましょう。
ボートレース(競艇)の資金をクレジットカードで調達する方法
日本のボートレースではクレジットカードを利用することはできませんが、海外のブックメーカーであればクレジットカードでチャージしてベットすることが可能です。しかし、海外のブックメーカーでは、日本のボートレースはさほど人気がないので、対応しているブックメーカーが少なくなっています。
また、ブックメーカーのボートレースはオッズの数が少ないので、より深くボートレースを楽しみたい方には少し不十分に感じられるかもしれません。そのため、ボートレースをより楽しみたいのであれば、やはり日本国内のボートレースにベットする方がいいでしょう。
そこでここでは、ボートレースの資金をクレジットカードで調達する方法について解説したいと思います。ボートレースの資金をクレジットカードで調達する方法は以下の通りです。
- クレジットカードのキャシングでボートレース(競艇)の資金を調達する
- クレジットカードの現金化でボートレース(競艇)の資金を調達する
それでは、それぞれについて解説していきます。
クレジットカードのキャシングでボートレース(競艇)の資金を調達する
ボートレースの資金をクレジットカードで調達する方法として最もポピュラーなのが、クレジットカードのキャシング機能での資金調達です。クレジットカードキャッシング機能で借り入れを行い、借りた現金でボートレースの投票券を購入を行います。
ただし、借入できる金額(キャッシング枠)は、契約しているクレジットカードによって異なり、キャッシング枠を超える借り入れは行えません。また、キャッシング機能が付与されていない場合は、借り入れを行えないので注意が必要です。
クレジットカード申込時に、キャッシング不要・キャッシング枠0円で申込を行っていると、キャッシング機能は利用できないので利用前に確認しておきましょう。
クレジットカードの現金化でボートレース(競艇)の資金を調達する
クレジットカードにキャシング機能が付いていない・借入ができない場合は、クレジットカードの現金化を行うことでもボートレースの資金を調達することが可能です。クレジットカード現金化を行い、ボートレースの資金を調達する手順は以下の通りとなっています。
クレジットカードの現金化の手順
- クレジットカード現金化業者への申込を行う
- 本人確認(身分証明書が必要)を行う
- 希望する金額に応じた商品が指定されるのでクレジットカードで購入する
- 購入した商品を現金化業者が買取
- 指定の銀行口座に入金される
キャッシングはクレジットカードのキャッシング機能で借入する方法ですが、クレジットカード現金化はショッピング枠を使い資金調達を行います。対象となる商品は、換金率の高い電子ギフト券・商品券・ブランド品などが殆どです。
なお、クレジットカード現金化業者を利用した資金調達は、手数料・換金率・入金までのスピードが異なります。そのため、ボートレースの資金をクレジットカード現金化で調達したい場合は、換金率や入金スピードなどを比較して現金化業者を選びましょう。
ボートレース(競艇)を「お金を稼ぐ」目的でやるべきではない
ボートレースをはじめとした公営競技は、公営ではあるもののあくまでもギャンブルです。そのため、のめり込んでしまうと思わぬ借金を抱え込む原因となりかねます。
特に、クレジットカードを利用してボートレースの資金調達を行う行為は、計画性を欠く行為なので特にその傾向が強くなるでしょう。また、繰り返しになりますがボートレースはギャンブルなので、「お金を稼ぐ」目的でやるべきではありません。
ボートレースは公営競技の中でも比較的当たりやすいギャンブルであるものの、必ず当たるという保証はないのです。もし、切羽詰まった状況を打破するために、ボートレースで稼ごうと思っているなら少々危険な傾向と言えます。
そのため、現状でお金に窮乏している状態であるならば、ボートレースで稼ごうととは考えず家計を圧迫している原因を把握し改善策を講じることが大切です。お金に困る原因は人それぞれですが、根本的解決図れるようにライフプランを練り直すようにしましょう。
ボートレース(競艇)でクレジットカードを利用する場合は計画的な利用を!
ボートレースでクレジットカードが利用できるのか解説してきました。日本国内のボートレースではクレジットカードは利用できませんが、海外のブックメーカーであればクレジットカードでベットすることができます。
ただし、ブックメーカーで日本のボートレースを取り扱っているケースは少なく、オッズも限られるます。そのため、でボートレースを十分に楽しみたいなら、国内のボートレースに賭ける方がいいでしょう。
また、クレジットカードのキャッシング機能の利用、クレジットカード現金化でもボートレースの資金調達が可能です。ただし、いずれの方法も返済を行わなけれなならないので、ボートレースでクレジットカードを利用する場合は計画的な利用を行う必要があります。
ボートレースは当たりやすいが故にギャンブル依存症になりやすい公営競技なので、自分に合った額のお金で適度に楽しみましょう。
この記事では、ボートレースでクレジットカードが利用できない理由や代替案(クレジットカードでボートレースの資金調達を行う方法)などについて解説していきます。
クレジットカードでボートレースの投票券の購入を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。